手術の歴史

創業時(1928年:昭和3年)、主流だった手術方法

創業時(1928年:昭和3年)、主流だった手術方法 当時、内痔核の手術は「ブラーツ法」という方法が主流だった。これは脱出する内痔核を鉗子で挟んで切除した後、総合面を縫合するという方法で、現在はほとんど行われていない。

世代交代時(1970年:昭和45年)、主流だった手術方法

この時代、内痔核の手術方法が大きく変化。「ミリガンモルガン法」という現在の手術方法の基本となる高位結紮切除術が登場する。これは内痔核を根部まで剥離し、内痔核の根部、動脈を結紮した後、切除するという方法。後に現院長の父は、この方法を知った時のことを「目から鱗だった」と語っている。

現院長・渡邉賢治の継承時(1994年・平成6年)、主流だった手術方法

父の時代に主流だった高位結紮切除術をさらに進歩させた、「半閉鎖式」という方法が登場。これは内痔核を根部まで剥離し、結紮・切除した後、肛門上皮の創傷を縫合して肛門の外側のドレナージ創はそのまま残しておくという方法で、現在もこの方法で手術を行っている。

院長曰く、「閉鎖方法の工夫や、ドレナージ創をどう作るかなど、改善の余地はまだまだある」とのこと。90年の歴史を経てもなお、最良の治療のための追求は続く。

改築(1998年・平成10年)

負担の少ない新しい治療方法「ジオン注」の登場

内痔核(いぼ痔)の手術方法の流れを大きく変える方法として、「ジオン注」が登場。これは、痔核硬化剤を内痔核に注射することで縮小・退縮させるというもの。すべての内痔核に適応となるわけではないものの、これまで手術が必要だった多くの内痔核に対して、傷を作らず注射だけで治療が可能なため患者の負担がかなり軽減される。

0754414303 LINEで相談 痔の手術漫画
一番上に戻る
一番上に戻る
痔の手術漫画LINEで相談0754414303